テーマは「果物」。
着物の柄としては珍しいモチーフで、
明治時代洋画の影響もあり生まれました。
「果物」は「実り」を意味するともされ、海外においても縁起の良い柄とされています。

キュートにもクールにも着こなせるよう
銀箔をアクセントにしたモダンアンテナらしいラインナップ。

まるで絵画のようなリンゴと、
ふわりと浮かぶ白い可憐な、リンゴの花。

様々なモチーフとしても活躍するりんごには
膨大な意味がこめられており、アダムとイブが口にした「知恵の果実」や
ニュートンのリンゴ伝説、ギリシャ神話「美と愛のシンボル」など、
書ききれないほどあり、私人間とは切っても切れないモチーフとも言えます。


着用した際に、襟元・胸元に大きなりんごが
ごろんと転がるように現れる大胆なデザイン。

ちょうどいい隙間を大事にし、大人な印象になるよう
空間を意識したデザインです。

地色の生成にふわりと浮かぶように現れるリンゴの花。
着用し、光にあたると浮かび上がるように見えるデザインは
大人の魅力がぐっと増します。


合わせた袴、レースのアコーディオン袴。
切り返し部分に幾何学柄のレースを付けた
甘すぎないデザインの袴です。

レースのため透け感もある
今年らしい１着です。

袴の定番色「紺」の地色に、明るい白いレースの組み合わせ。
コントラストが美しく、歩くたびにチラリと見えます。